2023.03.31 07:53ウズベキスタンの旅⑰ カラカルパクスタンの女性 レギスタン広場に3つあるメドレセ(古代の神学校)を巡っていると、おそらく観光客だろう、メドレセの2階のテラスにいる娘を下から母が慣れない手付きでスマホ写真を撮っていた。
2023.03.31 07:47ウズベキスタンの旅⑯ レギスタン広場アミール・ティムール廟を後にした私は、ウズベキスタンへ来た最大の目的であるレギスタン広場へ向かった。徒歩でのんびり歩いても10分ほど。グーグルマップをよく見て歩いていたが、途中、別の道に入って行ってしまい、一大観光地にしてはずいぶん庶民的な通りだな、などとのんきに考えていた。とある、小屋のような小さな店に多くの客が押し寄せ、皆、片手にお札を握りしめて我先にと何か買おうとしていた。窓口があまりにちいさいものだから、とにかく金を受け取ってもらおうとお札を握りしめた手を中につっこんでいる。この日は12月31日。もしかすると日本の餅のような、季節物を売っている店なのかもしれない。
2023.03.28 03:47ウズベキスタンの旅⑮ アミール・ティムール廟地図を見ながら最初の目的の遺跡「アミール・ティムール廟」へと向かう。ウズベキスタンの年末は、どの家も朝は遅いのか、歩いている人はほとんどいないし、店も閉まっている。おそらく昨夜イベントをやっていたと思われる大きな公園に入っていく。今夜のカウントダウンのためだろうか、大型ビジョンやステージの設置を行っていて、警察の警備もすでに始まっていた。ここにくれば少なくとも現地の人と一緒にカウントダウンをして盛り上がれそうだ。公園を出る時、数人の警察が立っている検問と思われるゲートで止められた。「どこから入ってきた?」というようなことを聞かれた。「あっちだ」と指差す。おいおい、どこからでも自由に出入りできたぞ。「荷物を見せてくれ」と言う。なんでただ公園を通過してきた...
2023.03.25 04:45ウズベキスタンの旅⑭ 両替所探し朝、7過ぎに目が冷めた。曇りのせいか、外は暗い。顔を洗いに洗面所へ行って戻ると、飼い猫の子猫がついてきた。昨夜からなついてくれている。部屋で朝食にとチョコとパンを食べる。さて、今日はまず、歩いて数分に場所にある高級ホテルへ行って、なんとしても両替をしなくてはならない。必要な荷物だけ持って下に降りていくと、まだキッチンは真っ暗。だれもいない。キッチン脇の部屋から子供をさとすような小声が聞こえた。奥さんたちはここで寝ているのか。起こすのも悪いと思い、私はそのまま出かけることにした。昨夜の売店とは反対方向へ歩き、別の大通りを目指す。交差点を渡ってすぐのサマルカンドで一番大きいというホテルへ向かった。8時近い時間だったがホテル内に人気はなく、客の姿もない。フロ...
2023.03.25 03:16ウズベキスタンの旅⑬ ゲストハウス到着 サマルカンドでは「アミール ホステル」というゲストハウスを二泊取っていた。宿を変えると荷物の移動が大変だったり、土地勘が定着しないから。 入り口のカーテンが閉まり、電気も消えてはいるが、ドアのカギは開いていた。 ガチャリと開けて中に入る。 小さな受付があり、さらにその奥からは光が漏れていたので誰かはいるようだ。 ウズベク語の「こんばんは」が分からなかったため、Helloと控えめに呼ぶと何やら女性の返事が聞こえ、しばらくすると中年の、しかしおばさんと呼ぶには悪い綺麗な方が出てきた。「遅かったわね。心配していたのよ。」とても流暢なアメリカ英語で驚いた。「遅くなりました。電車が8時半頃に駅に着いて、そこからタクシーで来ました。」「無事で良かったわ。さっそく...
2023.03.24 15:25ウズベキスタンの旅⑫ サマルカンドの宿へサマルカンド駅に到着すると、向かい側のベッド席の彼は「じゃあ」と笑顔を残して先に降りていった。日本並みの正確さで列車が到着。時刻は20:05すっかり夜だ。ホームに降りた大勢の乗客たちの波に乗って駅構内へと入る。私がトイレに寄っている数分の間に皆それぞれの行き先へと消え、すっかりいなくなっていた。深呼吸をしてから、「さてと。」と口に出して気合を入れ直す。宿へ向かうにはサマルカンド市街地へ行かなければならない。ぼったくられないタクシーアプリでタクシーを呼べば、ごく普通に格安で行くことができる。日本円でも200円くらいだ。しかし。ウズベキスタンの現金がなくなりそうだった。昨夜の宿でアメリカドル払いができるとのことだったが、それができずに現地通貨スムで払ったた...
2023.03.20 15:29ウズベキスタンの旅⑪ 電車の寝台室にて車窓の、わずかに見える景色がゆっくりと動いてた。腕時計を見ると、確かに定刻だった。一体いつ発車したのかわからなかったほどスムーズな発車だった。気づいてはいたが、窓は二段ベッドの下にしかない。上の段の私からでは、ほとんど景色は見えない。ベッドに寝転がっている以上、やることは多くはなかった。スマホは充電がもったいないので、日本のニュースを少し覗くだけにした。あとは、「地球の歩き方」を読んでサマルカンドの着いたあとの段取りなどを考えていた。四人部屋の私以外の三人は、皆連れなのだろうか、何やら食べ物を分け合いつつ談笑している。発車してから20分ほど経った頃だろうか。二段ベッドの私の反対側の男性が英語で話しかけてきた。"Do you speak English?...
2023.03.18 05:37ウズベキスタンの旅⑩ サマルカンドへ再び地下鉄に乗り、Kさんが今夜泊まるというゲストハウスまで一緒に戻る。私は15時台の鉄道でいよいよ、目的の都市「青の都 サマルカンド」へ向かう。タシケント駅とはまったく別の場所にある「タシケント南駅」に行くために、バックパッカーとしてはやはりローカルバスに乗って行きたかったが、思った以上にKさんと旅談話に花が咲いてしまい、時間が遅くなってしまった。そのため、Kさんに教わっていたタクシーアプリ「Yandex」を試しということでさっそく使ってみることにした。英語表記であるが問題はない。地図上で自分の現在地と行きたい場所を選び、呼び出しするとタクシーが数台選択肢として表示される。近くにいるタクシーや金額が安いタクシー、あるいはタクシーの大きさなど、自分に合っ...
2023.03.08 15:24ウズベキスタンの旅⑨ 物乞い 首都タシケント。金曜日のモスク。お祈りのために数百人、いや、1000人以上の男性たちが次々に集まり始める。通り過ぎる彼らに誰彼構わず女の子が近寄り、小さな諸手に持ったビニール袋を差し出す。見ていると、ほとんどの人は無視して通り過ぎるが、時折、小銭程度を渡す人もいる。喜捨を求める子供であった。物乞い、と呼ぶには適さない普通の格好をしているように見える。東南アジアの物乞いといえば、ボロボロの服を身に着け、見ればすぐに分かるが、さて、どういったことか、もしかしたら冬があるウズベキスタンであるから厚着をしているだけであって、その分、みすぼらしく見えないだけかもしれない。「ウズベキスタンにもいるのか・・・」私は自然とそう口にしていた。全く予想していなかった展開...