2019.11.17 13:40クソ野郎のジャワ島横断記⑲ 完翌日、ジャカルタの街中を歩いてみたが月曜ということもあり、ビルの隙間を行く大通りを歩くのはほとんどがスーツを着たビジネスマンだった。ラフな格好で歩く自分が恥ずかしくなるほど。デパートもガラガラ。博物館も休み。そこで半ば仕方なく、日本人駐在員に人気があるというフットマッサージ店へ行って旅の疲れを癒やし、次に高層ビルの一階にあったマックで遅めのお昼を摂った。その後思い立って、夜の帰国便の前にもう一度、あの路地へ向かってみることにした。昨夜の皆にもう一度会いたいと思った。 午後4時過ぎ。子どもたちはまだ学校から戻っていなかったが、お母さん方と幼児たちはのんびりと時間を過ごしていた。今度は誰も、突然、再びやってきたオレを見ても驚きはせず、ベンチに腰...
2019.11.17 07:47クソ野郎のジャワ島横断記⑱ 路地裏の子どもたち来た道を宿へと戻る途中、鉄道の高架下に沿って伸びる薄暗い路地を見つけた。覗いてみると、どうやら庶民の家がならんでいるようだ。日曜日のためか、子どもたちの姿も見える。
2019.08.17 04:50クソ野郎のジャワ島横断記⑮送ってもらったゲストハウス前でバイクタクシーのフィシュヌを見送ったオレは、日が暮れ始めた薄闇の中、ゲストハウスの門を開けた。キイ、と長年の錆ついた音が鳴り響く。 大昔、貴族の家だったというこの宿はどうやら大した改装もなく部屋割りだけ仕立てたようで、チェックイン時に立ち寄ったフロントは屋根付き喫煙所程度のもの。そして夕闇のこの時間はそこには誰もいなかった。 通路や中央のテラスには確かに電球が灯ってはいるが、人の気配が感じられない。他に客はいないのだろうか。あるいは従業員はどうしたろう。 上から垂れ下がるアンティークな電球の僅かな光では足元が不安になり、iphoneのライトを付けて部屋まで向かう。
2019.06.09 06:50クソ野郎のジャワ島横断記⑭ フィシュヌとの旅↑ youtubeからスタート。ソロ・バラパン駅からバイクタクシーのおじさん、フィシュヌの運転で山の中腹にあるスクー寺院とチュトー寺院の2つの遺跡へ向かう。
2019.05.11 14:44クソ野郎のジャワ島横断記⑬ シャワ島の古都ソロへ。ジョグジャカルタ三日目。 朝、部屋でテレビを点けてみると、首都ジャカルタにある独立記念広場「モナス」での独立記念行事の様子が生放送されていて、国旗の赤と白の衣装を纏った人々が映っていた。数日前のジャカルタ滞在時、バスの車内からモナスの外観は眺めた覚えがあった。知っている場所がテレビに映っていたので言葉の分からぬ放送でもしばし見入った。 今日も誰もいない食堂でパンとコーヒーをいただき、食後、ゲストハウスの北にあるグーグルマップで気になっていた広場に行ってみることにした。民家が立ち並ぶ路地を入っていくと、100mほど先にすでにその広場であろう場所が見える。近づくに連れ、なにやらスピーカーからの大音声が聞こえてきた。路地を抜けて視界が広がるとそこには、大...
2019.02.18 21:52クソ野郎のジャワ島横断記⑨ ありがとう、バンドン。・・・・・・・・・・・・・・インドネシア、ジャワ島、三日目。 今日はバンドン空港の16:25便でジャワ島第二の都市、ジョグジャカルタへ向かうことになっている。15:00にはバンドン空港へ行かねばならない。 ディタが待ち合わせの時間、8時にちゃんとゲストハウスへやってきてくれた。 今日はタンクバン・プラフという火口へバイクで一時間半かけて向かう。バンドン市内を散策しても良かったが、インドネシアでのバイク旅、という響きが興味をそそった。バイクタクシーを雇えば高くつくし、何より現地で知り合った相手と今日、この日を共に過ごすことに価値があった。 ヘルメットをかぶって移動開始。 インドネシアに着いて以来ずっと半袖、ハーパンという格好でいたが、今日はバイ...