2019.01.27 15:27クソ野郎のジャワ島横断記④ 旅は作品 ゲストハウス「ザ パッカー ロッジ」に到着してベッドに寝転がり、最初の宿に辿り着いた安堵感を感じてくると、腹が減っていることに気付いた。
2019.01.26 07:52クソ野郎のジャワ島横断記③ マンガドゥア行きのバスが、夜のジャカルタの、決して良好とは言えない道路を飛ばして走る。シートベルトなどもちろんない。走り始めて10分ほどすると、係の男が料金を回収しにきた。確か日本円で200円くらいだった気がする。支払いをすると、チケットをくれた。ついでに「コタ(駅)」と伝えた。 海外でのバス移動はとにかく運転手に降りる場所を伝えておく。そうすればそこに着いた時に教えてくれる可能性が高い。渋滞がひどいと聞いてはいたが順調に進んでいるようだ。降りる場所を伝えはしたが、本当にコタ駅方面へ進んでいるのか心配になる。 現地SIMカードを入れたばかりのiphoneでグーグルマップを起動させてみる。大丈夫だ。方面は合っている。暗くてよく見えはしないが、...
2019.01.17 14:56クソ野郎のジャワ島横断記② 哲学的になる時。 ・・・・・・・・・・・・・・・通りすがりのタクシードライバーの言った通路を歩いていくと、送迎車の空港ロータリーへ出た。 ちょうどSIMカードの路面店があったので先に購入してしまおうと考えた。バスに乗れば市街地へは渋滞で一時間はかかるかもしれない。まずはネットの接続を確保したほうがいい。
2019.01.07 14:55クソ野郎のジャワ島横断記① 美しい旅の予感点滴を打つのは久しぶりだった。 重い症状なのかと危惧していたが、なんてことはない、生理食塩液というビタミンなどが入っている点滴らしい。とにかく薬だけでももらえればいいと思って来たけれど、ここの先生はそんな患者の気持ちなどお構いなしにちゃんと診てくれる。元気な人だった。 活気があると言えば語弊もあるが、近所のこのクリニックはいつも患者が絶えず訪れ、先生や看護師たちが忙しなく声を出し合い連携して動いている。ここの、そんな手を抜かない雰囲気がオレは昔から好きだった。 まるで早朝の市場のような飛び交う声を耳にしながら、オレは指定されたベッドに横になり、頭上に吊るされた袋からポツリポツリと垂れ落ちる点滴を薄目を開けて見上げていた。そうやってただぼんやりとし...