そういえば「シャー匕ズィンダ廟」では、おもしろいことがあった。
オフシーズンに加え、コロナで観光客が激減していたのはウズベキスタンも例外ではなかったが、年末年始の休みを海外旅行に使う日本人は健在。
ここ、「シャー匕ズィンダ廟」に魅せられ、ゆっくり見ても1時間かからないところに私は2時間も滞在した。
いや、おそらくここを訪れた人々はその美しさに予想以上に時間を費やしたに違いない。
私がさて帰ろうとした時、あろうことか同じ場所に日本人1人旅男性が偶然4人も集結した。
「こんなことってある?笑」
しかも、他に観光客はいない。
談話をした数分、妙な安堵感に包まれた。
この偶然とはいかに・・・・。
そのうちのお二方とは、その日(12月31日)の夕飯を共にすることとなる。
シャー匕ズィンダ廟を去ることにはすでに2時間が経過していた。
閉場時間が迫っていたため、半ば仕方なく出る。
その日の予定をとりあえず全て訪れた私は、のんびり歩き、景色を楽しみながら、あるいは小規模の寺院や砂漠の遺跡などに立ち寄りながら、宿へ向かった。
途中、夕方になりすっかり片付け始めたバザールに立ち寄った。
ここ、サマルカンドは明日に経ってしまう。そして明日は元旦で店も閉まるだろう。お土産の陶器を買うなら今日、今しかないと考えた。
1軒、いかにも観光客相手の規模の大きなお土産が開いていたので入る。
当然、客は私しかいない。
高価な陶器は本当に色彩や綺麗で魅力的だった。
コーヒーカップでなにか安くて良い物はないかと探していたところ、見た目は雑だが「サマルカンドブルー」にちなんでブルーのカップをお土産に買うことにした。
海外へ行ったときは、なにか土地の物をひとつお土産に買うことにしている。今回も良い物に出会うことができた。
さて、バザールから歩くこと5分、メイン通りから外れ、安宿のある通りへ入っていく。
作りの荒いコンクリート舗装で、ガタガタだ。雨でも降ればさぞかし水たまりがそこらじゅうにできることだろう。
さて、今夜の宿はどんなところだろうか。
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