浅間山の火山口は本当にアレフガルドにつながっているのか検証するひとり登山。〜前編

浅間山の火山口は本当にアレフガルドにつながっているのか検証するひとり登山。〜前編



5月下旬。

オレは悩んでいた。





どこの山へ登ろうか。




群馬は山王国で、低山から日本百名山までラインナップが豊富だ。


廃墟があったり、神社があったり、面白そうな低山はたいてい行ってきた。


あとは、地元の日本百名山を制覇しに行くのみか。





群馬に産まれ育つと、浅間、榛名、赤城、妙義、という山は必ず覚える。


まず小学校の運動会の団名にこれでもかと6年間登場してくる。浅間団、榛名団、赤城団、妙義団と。


特に、ハチマキの色が赤の赤城団は、人気があってみんな入りたがる。




それと、それら山の名前は「上毛カルタ」にも登場してくる。

上毛カルタは地元愛を定着させようとはるか昔から存在し、小学生は必ずやる。

県大会もある。


それがこちらだ。






オレたちはもう反射的に反応してしまうカルタの歌である。




中でも浅間山というのは活火山で、今も噴煙をあげる山だ。


家からも、その噴煙がよく見える。


時折、ものすごい噴煙をたなびかせて、噴火するんじゃないかと「ネットのみ」で騒がれてはまったくニュースにはならない。




そういえば、ドラクエ3のロトの父、オルテガは世界に平和を取り戻そうとネクロゴンドへ向かい、死闘の末に火山口から落ちてしまったが、裏の世界アレフガルドで生きていたという逸話がある。





馴染み深い浅間山、、、、火山か。




まだ登ったことはない。













行くか。














登山の装備は揃っている。















それが、こちらだ!




























・・・・・。







ということで6月4日早朝、オレは浅間山の登山口のあるネクロゴンド(長野県小諸市)へと車を走らせた。



早朝とはいえ、6月の空は明るい。自宅からは高速を使って1時間半ほどで登山口まで到着の予定。

さすがどの山へ行くにも近い群馬。 東京住んだら息が切れるだろうな。


久々の遠征なので、テンションは高かった。




小諸市に着く前から空は曇っていた。天気予報は晴れだったが、山は違うのかもしれない。

晴れていれば外界からもはっきりと浅間は見えるが、雲に隠れてしまっている。

やはりネクロゴンドだ。つねに雲に隠れている。





今日はダメかな、なんて思いながらも来てしまったので、とりあえず登山口までは行ってみようと決めた。





ちょうどインスタグラムでフォローしているタレントがhideのCDをアップしていて、オレもそれをレンタルして、車中はずっと「ロケットダイブ」と「ever free」と「ピンクスパイダー」、それに「Beauty&Stupid」を爆音で聞き、歌いながら、ヘドバンをして、ノリノリで登山口のある「高峰高原」までの急斜面をドライブしていった。

ひとりドライブヘドバンは実に楽しい。はたから見たら当然変人だ。オレも実際そんな人を見てみたい。




hideですね。





ネクロゴンドへと急傾斜を運転していると雲の中を入る。


この雲の上に出てしまえば晴れてるか、なんて期待が当たる。


いんでないかい。標高すでに、1973m。







ネクロゴンドの駐車場に到着。すでに混雑状態。7:38分





高峰高原ビジターセンターでナビすると到着できる。



富士山も見えるんでないかい。




来ました。ネクロゴンドの洞窟入り口。高原ホテルの道向かいの目の前です。




ネクロゴンドMAP。



左の高峰高原ホテル前の登山口よりスタート。

表コースを行き、

「槍ヶ鞘」〜

「トーミの頭」〜

「黒斑山」〜

「蛇骨岳」〜

「仙人岳」〜

「Jバンド」降下〜

「賽の河原」〜

「湯の平口」〜

「草すべり」上り〜

「トーミの頭」と一周して戻ってくる予定。

しかし、アレフガルドに行くには「賽の河原」から浅間山の火山口へ行かねばならない。



さて、入り口だ。




さっそく人生の分岐点がある。表コースを選択。中コースは雪解けでぐちゃぐちゃとのこと。



こちらの人生に進む。




正解だった模様。



マウント・フジが見える。



森林を行く。




振り返ると、高原ホテルがすでに眼下にあった。



あれが「黒斑山」(くろふやま)だろうか



木製階段が現れる。これがほとんど崩壊していて歩くのがきつい。

途中からは階段というより、ハードルになっている。



浅間はまだ雲で隠れている。




何かある。







シェルターだ。

噴火した時には緊急に避難するらしい。



中はこうなっている。





ここまで来るのに1時間5分かかっている。しかし、楽しい。



見下ろすと、この景色。落ちないように森林に沿って登る模様。




落ちると名の通り「賽の河原」に落ちていく。





中コースとの合流地点。




そこから振り返ると、来た道がよく見える。





岩の先に、何か標識が見えた。








着いたぞ。 目の前の浅間は少し雲が流れているが、すぐに晴れた。






頂きから白煙が上がっています。

写真では決して伝わりませんが、美しくも恐ろしい圧倒的な光景でした。

子供の頃から知っている浅間を目の前にして言葉が出ませんでした。

いや、実際には「すげ〜」と出てました、すみません。




では、あの頂の火山口から飛び込んでアレフガルドに行ってみようかと思います。


つづく。




おかやんの「とりあえず何でもひとりでやってみる」ブログ。

やりたい事は悩みながらなんでもやってみる。結果的に楽しんでる!また、何かに特化して書いているわけではありません。 書きたいことをごった混ぜにしてネタをブチ混んで書いていますhttps://www.instagram.com/the_unending_world/?hl=ja

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