2024.07.20 06:45新世界紀行 エジプトの旅⑧ 黄金のマスクスフィンクス側ゲートを出て、タクシーを呼びやすい大通りまで向かう。ケンタッキーを食べ損ねたため、仕方なく通りにある商店で何か買うことにした。人ひとりがやっと通れるほどの通路。片側には飲み物が入った業務用冷蔵庫、一方には菓子や日用品が並ぶ。値段が分からないがコーラと何かスナック菓子を買うことにした。にこやかな店主。おおよそこれくらいに値段だろう、ともらったお釣りから逆算して計算すると、ぼったくられてはいない様子。大通りに出てUberを使い、一番安いタクシーを呼ぶ。博物館まで600円ほどのようだ。呼ぶのはこれで2度目になるが、呼ぶのも待っているのも緊張する。一発でつかまるタクシーは少なく、メッセージで「ドル払いしてくれないか?」と送ってきて高額をふっかけて...
2024.07.14 08:49新世界紀行 エジプトの旅⑦ 昼飯食えーず。三大ピラミッドを背にしながら、広大な荒野を歩む。この荒野は、まるで海原のごとく広がり、展望スポットへと誘っていた。荒野の中での距離感は曖昧であるが、メンカウラーのピラミッドからおおよそ三百メートルほどだろうか。視界の彼方には、ラクダの群れが浮かび上がる。しかし、それはキャラバン隊ではなく、観光客を乗せて歩くラクダ屋の一団であった。それでも、遙かなる過去を彷彿とさせる雰囲気は、ぼくに十分な感興を与えてくれた。