ブハラの観光地街の中心部の池「ラビハウズ」まで戻ってきた私は、ATMにて今夜と明日一日分の現金を引き出した。食事され摂れればいいので3000円くらいのみだったろうか。
わずか一泊であるのに、レストランに入って食事をしたり、商店で飲み物を買ったり、街を散策したり、少し地元の人と関わったりするだけで、ずいぶん自由を手にすることができる。それが一人旅の醍醐味なのだろう。
夕方5時過ぎ、まだ時間は早かったが昼飯も食っていないため早めの夕飯にすることにした。
昨夜と同じレストランに行くとすでに開店してくれていた。
昨夜と同じおじさん店員、そして同じ料理を注文する。
今日は一人で来ていることに一抹の寂しさと、また、冒険をしているという、同じ量のワクワクがある。
加えて、これがブハラでの最後の食事でもあり、もう二度と来ないかもしれないという刹那も入り混じり、なんとも説明し難い感情を胸に灯しながら窓の外のアルク城や観光客らを見ていた。
ブハラにてわずか一泊の間に、奇跡的にも日本人の方二名とカフェや食事を共にすることができた。
食べ終わり、再び観光地通りを通ってそういった感情を整理するように私はわざとのんびり歩いて宿に戻ることにした。
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