八ヶ岳ブルーを見に行こうじゃねえかこの野郎③ 夢のあと



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八ヶ岳二日目。  翌朝、目覚めてテントを出ると、すでにオッチーが朝飯を作っていた。



今日は、オーレン小屋から八ヶ岳の一つ、硫黄岳へと向かう。

   


6:30過ぎ、出発。

その道中、昨夜のイビキとの格闘の話をした時にオッチーが笑ってくれたのが何よりの慰めである。  







8:00 硫黄岳 到着。  


すでに多くの登山者たちで賑わっていた。  ここからオッチーと別行動し、オレは稜線を伝ってもう一つのピーク、横岳へ行くことにした。去年は反対側から登り、八ヶ岳最高峰の赤岳は行ったが悪天候で横岳に行けなかった。     









8:30 硫黄岳山荘  
オッチーを待たせているので急がねば、と半ばメロスの気持ちになり、足元に気をつけながらピッチを上げて登る。  






高所に弱いオレは下を見れない。  

ピークハントが目的であったので、写真と休憩含め、10分くらいで山頂を去った。瞼の裏にもしっかりとその美しい山の景色を刻んで。  


9:00 横岳 到着  
途中までは足場の悪い岩場を登り、ピーク直前からはしごや崖すれすれの登山道を行く。  






10:40 オーレン小屋
オッチーとはテント場で待ち合わせた。  すでに、テント、荷物を撤収し、帰ろうとしているではないか。  危なかった、彼なら本気でオレを置いて帰り兼ねない。  



無事に共に下山開始。  

駐車場(中)12:40
八ヶ岳の麓、茅野市にオッチーは住んでいるため、彼が知っている食べ物屋とお風呂に行くことにした。  



蕎麦は諏訪インター近く、チェーン店だがカツも付いて山盛り。  



お風呂は、「河童の湯」。  

  



休日の日中のためか、ガラガラ。火照った体を水で冷やしましたとさ。  


オッチー、次はどこへ行こうか。    



登山をしに遠くへ行くことと、旅行は少し違っていて、それが何かと言うと、心残りというのか、寂しさというのか、とにかく何かそこへ残して来たような感覚でオレは自宅へと帰る。  



自分一人だけが、現実の世界へ帰るような、あの感覚は一体何なのだろう。まるで物語の世界へ行ってしまっていたかのような、物語の世界から帰ってくるような、そんな気さえする。  きっと、それくらい非現実的な世界を冒険してきた、そういうことなんだろう。



今はそう理解しておこう。  
さて、次の「物語」へ。


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