ウズベキスタンの旅㉞ 電車のトイレ


夜中、トイレで目が覚めた。行こうかどうしようか、ベッドでまだぼんやりしているとちょうどたまたまどこかの駅で停車した。


見学ついでに私は起き上がって行くことにした。


どこの駅だか分からないが、まだまだ首都までは時間が必要な距離。
トイレに向かうと、鍵がかかっている。


誰か入っているのか。


と最初は思った。が、しばらく待っても誰か出てくることはない。


やばいな、我慢の限界が近いぞ、というくらい待つと電車が発車した。


すると、車掌がやってきて鍵を使ってトイレの鍵を開ける。


どうやら停車中はトイレが使えないようだ。そういえば、ブハラの駅に停車中も車内のトイレは鍵がかかっていた。


おそらく、、、。 この電車は汚物を線路に垂れ流す方式なのだ、トイレの蓋を開けると線路が見えるのだから。


そのため停車中にトイレを使われると駅の線路が集中的に汚れてしまうので、走行中にトイレを使ってもらって汚れを分散させるためだと思われる。
数時間後、もういちどトイレに行きたくなって目が覚めた。またしても停車中だ。


廊下へ出ると、欧米人がトイレのドアをガチャガチャ開けようとしている。
ノックもしていたが返事がないことを理解したのか彼は部屋へ戻っていった。


そう、停車中はトイレは閉まっているのだよ。


すぐにまた発車し、車掌が来て、鍵を開ける。


それを待って私は再び用を足す。


空はまだ暗いようだったが、マップを見ると確実にタシケントに近づいていた。


そしてはそれは私の旅の最終日を意味していた。



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