Ancient ruins and Beauty.
Bagan. Third day.
I slept well .
I haven't woken up this refreshed in the morning for a long time.
I was tired because I walked a lot for sightseeing every day.
There was a girl who looks a boy at the breakfast place. She was so kind.
Every foreigner wore t-shirts but she wore a jacket.
yeah... It was winter for them there.
ミャンマー、古都バガン、三日目。
久しぶりによく寝れた気がする。
連日、朝から晩まで足を動かし観光をしていたけれど、朝食会場の屋上へ行き、まだ肌寒い朝の、快晴の日光を浴びると幾分体が軽くなっているような気がした。
朝食と言ってもゲストハウスのものなので、種類は少ない。その中でオレが食べれそうなものはパン、ソーセージのみ。あとは三倍くらいに薄められたオレンジジュースとコーヒー。
量をたくさん食べれば、それでも問題ははない。
朝食会場には特徴的な顔つきの短髪の女子スタッフがいる。
昨日の朝、初めてここで見た時は男の子かと思ったけれど、
「女の子だよね?」と失礼ながら聞いたら
「そうだよ。」と。
それがきっかけで少し話すようになり、コーヒーを持ってきたりしてくれる。
彼女は厚手の上着を着ている。日本人にとっては春〜初夏のような気温でも ミャンマーでは冬なのだ。
屋上からは通りがよく見渡せた。
ゲストハウスのすぐ近くに、村の市場があって、トタンかなにかの粗末な屋根がずらっと並んでいるようだ。今日はまず、そこに行ってみることにした。
ゲストハウスをチェックアウトし、フロントで荷物を預かってもらい、Eバイクを借りに行く。
ニャウンウー村、市場。
やはり東南アジアの市場、日本の戦後復興さながらの喧騒だ。
ニワトリ、魚、野菜、衣服、果物などがカゴに入れられ、地面に乱雑に並べられている。
時間帯にもよるのだろうけど、観光客の姿はほとんどなく、ローカル感を味わうことが出来た。
屋根付きの市場は、中がまるで迷路で、しかも通りはすれ違えないほどの狭さ。 その市場を抜けると、メイン広場のようなところへ出たので、そのままバイクに戻ろうとした。
するとその時、カゴを持った物売りのお姉さんがやってきた。
あ〜、つかまったか。
「これ、手作りのタナカよ。ほら顔に塗ってあげる。」
タナカとは、ミャンマーの女性が頬やおでこに塗る伝統的な化粧といったところか。暑いミャンマーでは日焼け止めのような効果もあるとか。主に女性と子供が塗っていて、観光客を除いて男性はほぼ塗らない。
「えー、いーよ、塗らなくていーよ。」
と言っても聞かない。強引に頬にタナカを塗られてしまう。
しかし!
オレの頬にタナカを塗るために目の前に接近したお姉さんの顔を見ると、綺麗なことに気付いてしまう。細い指で頬を触られ、ちょっと恥ずかしい。というか最高に嬉しい、たまんねーわ、とオレが思ったかどうかは定かではない。
お姉さん、鏡も持っていて、はい、見て、と鏡を向けた。
たまに観光客がタナカを塗っているのをみたけれど、オレもついにこうなったか。
「これ、あげるわ。サービス。」
そう言ってお姉さんは、オレにタナカの固形状ものを手渡した。
「ありがとう。じゃ」
と早々と立ち去ろうとするが、
「待って、何か買って」
とお姉さん、オレの背中を追ってくる。
そのパターンか。サービス品あげるから、こっちのおみやげ買ってパターンだ。
「綺麗な扇子があるの。」
お姉さんはいくつかカゴから取り出した。
「扇子は日本でも買えるからいーよ」
「待って、見て。木で出来てるの。綺麗なデザインでしょう」
「いらない。買わない。」
と押し問答しながら、オレたちは30メートルほど歩き、ついにバイクまで戻ってきてしまった。
お姉さん、引き下がらない。
そして、次の会話で決着が着く。
「ちなみにいくらなの、それ?」
「5000チャットよ。」
「そんなの高いよ。」
「いくらならいいの?」
「それだったら2000チャットだろう。」
「それはダメだわ。3000チャットならどう?」
すでにお姉さんの話術に、完全に捕まっているオレがいた。
さすが、それが仕事なだけはある。というかきっぱり断れないだけなんだけど。
しょうがない。買うか。よく見ると綺麗な扇子だしな。
ただ、金だけ渡さん。
「OK。じゃあ買うから君の写真を撮らせて。扇子も持って」
「わかった。いいわ」
ということでお姉さんの写真とアイテム「扇子」を手に入れ、オレはバガン最終日ということでバガン一周の旅に出発した。
こちらがバガンのマップ。
今いるのが、右上のニャウンウー村。それから左下に進んでいき、オールドバガンに入る。南下し、ミインカバー村へ行き、その後、ニューバガン、そして東へ進み、ミンナントゥ村へ。そしてニャウンウー村へ帰る。この一周で地図上では約25キロといったところか。
夕方5時の国内線でヤンゴンへ向かうことになっている。
バガンでは、飛行機が遅れることはしょっちゅう、しかもなんと当日に離陸時間が早まることもあるとのことで1時間半前には空港へ着きたい。
Eバイクを返しに行くことを考えると、最低でも3時過ぎにはニャウンウー村へ帰らないといけない。村から空港までタクシーで約10分。料金の5000チャットは決まっている。
ミミが言っていたけれど、一日Eバイクを乗っていると帰る頃にはバッテリーがなくなって全然スピードが出ないと言っていた。最悪、バッテリー切れ。
要は、発進時に一番バッテリーを食うわけで、その発進時にちょっと足で押してやればバッテリーの持ちはいんじゃないかと判断。
「ダマヤンジー寺院」
バガン最大の寺院。朝焼けスポットの寺院からの写真にはバガンの象徴のように写る。未完成とのこと。
有名な寺院のため、日本人ツアー客もガイドと一緒に来ている。
お土産屋が、人形劇のマリオネットを売っている。
中はハトが多く、寝仏にもフンがかかってしまっている。
砂絵を売っていた。どんな風に描くのか、間近で見させてもらった。
続いて、
「スラマニ寺院」
回廊のフレスコ画が見たくて、なんとか探して訪れた寺院。
修復のため内部は入れず。残念。
鉄格子の隙間から写真を撮る。
寺院の端の日陰に座って一休みしていると、10人ほどの子どもたちが声を出しながら走って遊びまくっていた。
綺麗な服装からして現地の子供ではなくて、お祈りにきた家族たちの子供だと思う。
オレが、カメラの写真チェックをしていると一人が興味を持ったのか近づいてきた。
そのうち数人の子どもたちに囲まれ、みんなしてカメラの液晶を覗き込む。
その中にひとり、もう中学生くらいの女の子がいた。子どもたちのお世話をしているといった落ち着いた雰囲気がある。
子どもたちが「ワ~、ギャー」と再びどこかへ走り出していってしまったがその女の子だけがオレの隣に座っていた。 カメラを向けるとピースをする。可愛らしい子だ。
誰もいなけりゃこのまま日本へ一緒に連れて帰るところだ。が、ここはあまりに人が多かった。
セーフ。 理性セーフ。
そのうち子どもたちのところへ戻っていった。
帰ろうと思って、寺院の正面まで戻ってくると子どもたちが遊んでいた。欧米人の手をつないでいる子もいる。
咄嗟にさっきの女の子の写真を撮る。
すると次から次へと子どもたちが来て、撮ってくれという。
女の子だけ撮っていると「ド変態」だと思われかねないのでカムフラージュとして、一応撮ったのかどうかは今となっては闇の中だ。
日本人のように、ちょっと恥ずかしそうな表情と仕草を見せる女の子もいた。
その勢いで、お祈りに来ていた家族の女の子があまりに綺麗なので、お父さんに声をかけ、結婚を申しこん・・、いや、写真に撮らせてもらう。僅か2枚。時間にして10秒ほど。
それ以上、この子を撮っていたらファインダー越しにその子の水着姿の幻が見えてきたかもしれないかどうかは分からないし、そういう欲求があったのかどうかの真相も今となってはまったく闇の中だ。
後でよく見たら、上の子供たちの写真の背景に写っていた。
「ローカテイパン寺院」
とても小さいが、一番見たかった寺院。修復中で中に入れず残念・・・。
オールドバガン地区へ。
かつてあったバガンの住民を、遺跡保護のために別の土地に移し、オールドバガンと名付けられた。城跡で町ごとそっくり囲まれている。
その入口のひとつ、「タラバー門」から入る。
「ゴードーパリン寺院」
バガンで二番目に高い寺院。
ミインカバー村へ。
昨日、主な寺院は見てしまったため、今日はメイン通りから反れて路地へ入り、村人たちが暮らす地区へ入っていってみたかったが、そこまで来て勇気がなかった。
ガイドでもしてくれる村人がいればな。
メイン通り↓
昨日立ち寄って美女①と②に出会った「マヌーハ寺院」に来た。
今日もいるだろうかと、ちょっと売店などをのぞいてみたけれど、座っていたのはおばちゃんだった。
次はどこへ行こうかと、ガイドブックを見てみると隣接する寺院があることに気付く。
それが、「ナンパヤー寺院」。
駐車場の東奥の狭い通路をバイクで進む。
観光客がいないため、入って大丈夫なのか心配になる。
寺院があった。 サンダルを脱ぐ前から敷地内にお土産屋台が並んでいるのが見えた。
あ〜、こりゃまた物売りに捕まるな。
面倒なので引き返そうかちょっと迷う。 で、入ると、さっそくお姉さんに捕まる。
「寺院はこっちよ。」
お姉さん、綺麗、というか、かわいい。
本当にバガンはおばさんを除いて綺麗な顔立ちの女性が多い。
そんなお姉さんに連れられ、内部に入る。ガイドブックによると、初期バガン建築の特徴があり、ヒンドゥー教の三大神ブラフマー神の彫刻があるという。
内部へ入り、いくつか解説を受ける。
「じゃあ、見た後、お店見ていってね」
と言って立ち去ろうとするお姉さんを、今度は逆にオレが停めた。
「あ、ねえ、 村が見たいんだけど、もし大丈夫なら君の村を案内しれくれないか? お金は払う」
荷物になるし、特に要らないおみやげを買うんじゃなくて、ガイドしてくれないかとオレは突発的に考えた。それだったら納得してお金を払える。
村民の居住区へひとり勝手に入っていっても怪しまれるだけだろう。
と言いながら実は、村をガイドしてもらうという口実でこの人と「村デート」しようという卑猥な考えが少しあった、かどうかの真相は今となっては闇の中だ。
つづく。
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