2016年7月3日(日)
群馬県
南牧村 黒滝山・・・。
「金田一少年の事件簿」に出てきそうな地名だ。
まあ、登山です。
あとで分かったことだけど、このあたり一体の山を黒滝山と呼んでいるそうで明確に山頂という場所はないそうだ。
黒滝山不動寺 駐車場&支度 9:45
黒滝山不動寺 登山口 10:00
馬の背 はしご 10:02
観音岩(見晴台) 10:40
九十九谷分岐を下底瀬方面 10:50
鷹ノ巣山 11:20
九十九谷登山口(上底瀬) 11:50
不動の滝 12:00
(小さな神社あり。お昼)
黒滝山 登山口 12:15
不動寺 帰着 12:45
不動寺 見学 (約30分)
トータル 約3時間30分
群馬県南牧村の県道45号から赤い橋を渡り、202号に入り、をひた走る。
対向車が来たらすれ違えない道路を走り、登山口のある黒滝不動寺を目指す。
黒滝不動寺の看板があるので、ゆっくりいけば道は間違えない。
二駆の車がギリ登れるくらいの急な坂を行き、↓の看板の右手の駐車場に停める。
駐車場に入るとこの看板。
トイレあり。
それ以上は車で行かないほうがいい。寺に車が停まっているとUターンができなくなる。
駐車場には、どこから来たのかロードバイクのおじさん達が3名、ゼイハア言って休んでいた。よくこんなとこまでチャリで来たな・・・。
挨拶をすると会話が始まる。ドラクエと同じだ。
「この先、行ったことありますか?」と聞かれる。
「いや、私も初めてで」
「寺までどれくらいですかね~」
などと先の見えない急斜面の山を皆で見上げた。オレが支度をしているうちに彼らはスタートしたが、すぐにあまりの急斜面で上れないのか「うお~!!きつい!」と悲鳴が聞こえてきた。
支度をし、寺まで車道をいく。(ショートカットの歩道あり)
ロードバイク隊が住職らしき人と話している。
オレが到着すると、住職が登山口を案内してくれた。
「あれね、馬の背。」と言って住職が指さした先には絶壁が。
馬の背中に似て、左右が切れ落ちている岩山のためそう呼ばれているのだ。
「あそこ、向かってね」
めちゃくちゃ絶壁ですね・・・。
住職は「帰りにお寺も見ていきなさい」と加えて、また戻っていった。
分岐を馬の背方面へ。
すぐに崖が始まる。眼下にはつい先ほどまでいた寺が見える。 崖の岩山をサビサビのはしごで上り下りするもんだから、高いところが苦手なオレは下なんか見れない。これがポキッと折れたら、と思うとゾッとする。
捕まっていれば決して落ちないが、それでもこわい。
左に見える赤い屋根が、黒滝不動寺。出発わずか五分で、ここまでの高さに来る。
なんとかそこをクリアし、観音岩(見晴台)へ。 この辺りで一番高い山らしい。
360度の絶景。 しかし、こわい。両手両足、一本も地面から離せない。。。
気合いを入れるため、向かいの山に向かって砲丸投げの室伏選手のように叫んだ 絶景に向かって叫ぶという行為のなんと気持ちの良いこと。 観音岩はその名の通り、観音様が色々なところに鎮座している。崖のくぼみにも数体ある。年月の経過のため原形をとどめていないものも多い。
尾根を下り、鷹ノ巣山へ向かう。眼下には上高瀬の集落が見えた。すぐ真下に見えるため高度感はバツグンだ。 鷹ノ巣山は小さな頂のため、少々寄る程度。
その後、上高瀬の集落へと下って行く。
その下りが砂利が多く、また急斜面でぬかるんでいたため、かなり疲労させられた。
最後にガードレールを橋代わりにした橋をびびりながら渡り「九十九谷登山口」へと出る。
集落だ。 下りた道路を右手方向に進み、登山口駐車場を過ぎ、不動の滝へと着く。 集落なので民家が並んでいるけれど、人の気配ってのがない。 家の古さから見て、戦後の昭和くらいからこのあたりは何も変わっていないのではないかと思う。
そこへ突然、放送が流れる。あまりの静けさのため一瞬ビクッ!とするが「正午」を知らせる放送だった。田舎の町村へ行くといまだに「正午放送」があるのだ。 不動の滝を眺めながらお昼。癒されるひととき。
すぐに出発。 また右手方向へ行き、不動寺へと続く「黒滝山登山口」を登る。
しばらくはコンクリート舗装道路で養豚の家などもあるが、次第に登山道と化していく。 とりあえず「馬の背」を通らなくて済んだのがうれしい。 30分ほどで不動寺に帰着。
⇩の門を通る時、今まで見たこともないような
長い白髪のおばあさん
を見かけた。
するとオレを見て、突然、カッ、と目を見開いて
「たたりじゃ~!」
とは叫ばれなくてほっとした。もしそんな目にあったらきっとその日は、眠れなかったに違いない。
雰囲気ある場所での白髪のおばあさんはこわいです。
でもちょっと、リアル「たたりじゃ~!」を一度は聞いてみたい。
寺の奥にある「龍神の滝」が実に見事で滝の飛沫が不動明王に降り注ぎ神々しい雰囲気を感じさせる。
その滝の裏に入ることもできる。 寺には宿坊があり、寝泊まりもできるようだ。
金田一少年の事件簿にもってこいのシュチュエーションではないか。
いや、、、
八つ墓村、か。
0コメント